無料の古紙回収が行われる仕組み

無料の古紙回収が行われる仕組み

無料の古紙回収としては、地域で指定された日に資源ごみとして出す方法の他、お店などに設置されたリサイクルボックスへ持って行く方法があります。また、もう1つぜひ覚えておきたいものとして、事前に申し込んでおけば指定した場所まで回収に来てもらえる方法もあります。これは、古紙が大量にあって自分で運ぶのが困難な場合に便利な方法で、法人や商業施設以外にも個人でも利用することができます。

無料の古紙回収を個人で依頼する場合には、回収に来てもらいたい場所からなるべく近い場所にある回収業者に連絡する必要があります。回収できるエリアが決まっているためです。どうしても近くで見つからない場合などは、エリア外でも対応してもらえることがあるため一度相談してみると良いでしょう。依頼の際には、回収を希望する古紙の種類や量についても具体的に伝えておきます。

ダンボールは新しいダンボールに、牛乳パックはトイレットペーパーやティッシュペーパーにといった具合に、古紙の種類によって何にリサイクルされるかが異なってくるため、回収当日までに分別しておくことも大切です。古紙以外の物が混じっているとうまくリサイクルされないため、テープ類やホッチキス、クリップなどが混入していないかも確認しておきます。

無料で古紙回収された後は、作業員によって分別や異物混入の有無など最終チェックが行われます。チェックが終わると専用のプレス機による圧縮と梱包を経て出荷されます。行き先は、国内外の製紙メーカーです。無料で古紙回収された紙類はリサイクル資源として製紙メーカーに販売されています。古紙は、優良なリサイクル資源です。化学薬品などを使わなくとも水だけで溶かして新しい紙へと生まれ変わらせることができるため、地球に優しい素材でもあります。

現在、紙の原料としては古紙の他に木材パルプが用いられ、紙の種類によってそれぞれの配合が異なりますが、一般的に言われている配合率は古紙が約6割に対して木材パルプが約4割です。日本においては古紙のうちの約8割がリサイクル資源として回収されています。リサイクルが進めば、それだけ天然資源である原木の使用量を減らすことができます。さらには、ごみを燃やすために使われるエネルギー源となる石油や、それに伴って排出される二酸化炭素量を減らすことにも繋がります。地球環境を守るためにも、無料の古紙回収はどんどん活用していくべきです。

INFORMATION

2021年05月20日
ホームページを更新しました